看護師の転職回数

看護師の転職回数

看護師は転職しやすい職種の一つですが、その背景には慢性的な看護師不足があります。全国で5万人とも6万人とも言われるほど看護師が不足しており、とても深刻な状況です。そのため、一般の求人倍率よりも看護師の求人倍率は非常に高い倍率を維持しています。

 

一般職の場合、一度離職してしまうとなかなか再就職は厳しいものがありますが、看護師の場合は希望条件をそれほどシビアに考えなければ容易に再就職先を見つけることができます。ただ、この容易さが転職を繰り返す看護師が増えてしまう要因にもなっています。

 

看護師に限ったことではありませんが、一般的に転職回数が多いと採用されにくい傾向にあります。特に短期間、例えば3ヶ月や半年程度の期間働いては辞めるという転職を繰り返していると、より転職に不利になっていきます。

 

転職回数が多いことは確かに採用に不利に働く場合は多いです。しかし、転職回数が多いことが不使用の絶対の理由になるかと言うと、そうではありません。

 

看護師歴は?

ひと口に転職回数と言っても「20年看護師をやっている人が4回の転職履歴がある」のと、「3年面の看護師が4回の転職をしている」のでは大きく異なります。転職回数が多いと感じるかどうかは、子の看護師歴に左右されます。

 

さらに、一つの事業所にどのくらい勤務していたかということも大きなポイントです。「5年で4か所の転職をした人でも、ひとつの事業所で3年以上勤務していた経歴がある」か、「4か所とも1年前後」かでは印象が大きく変わります。

 

転職理由は?

たとえ転職回数が5年で4か所であっても、その理由が「結婚・出産・旦那の転勤・親の介護・自分の病気など、やむを得ない理由」を含む場合は、「何も生活に変化がないのに転職を繰り返している看護師」とは違って捉えられる可能性もあります。

 

前職の転職理由が「仕事を覚えられなかった」「人間関係がうまくいかなかった」など、それだけを聞くと本人の資質や人間性を疑われそうになることでも、実際にそれに至った経緯を丁寧に説明する意欲と責任を態度で表せば、理解してもらえる場合が多いのです。

 

年齢と転職回数

前述のとおり転職回数は看護師歴にも大きく左右されますが、目安として年齢によって転職回数がどのくらいだと転職しやすい・転職しづらいかを把握しておいた方が良いでしょう。

 

転職回数

20代

30代

1回

全く問題なし

全く問題なし

2回

説明できれば問題なし

全く問題なし

3回

転職理由などを詳しく説明する必要あり

特に問題なし

4回

×

書類審査の時点で難しい

直近のいくつかの勤務先の勤続年数の長さなどが影響する

 

転職回数が多くても転職がうまくいく例もあります。例えば直近の勤務先で2〜3年のキャリアがある場合は、転職回数が多くても「大丈夫だろう」と判断してもらえる可能性が高いです。

 

また、直近の職歴が1年未満と言う場合でも、自分の経歴を悔い、自分の非を認めながらもう一度チャンスが欲しいと訴えたところ、なんとかチャンスをもらえることになったというケースもあります。

 

転職は何回以上繰り返すとアウトと言うものではなく、判断するのはあくまで面接官です。基本的には平均就業年数が3年以上が好ましいですが、経験年数がそれより短くても最終の勤務先の勤務年数が長ければ印象が良くなる可能性は高いです。

 

転職の際は慎重に、次は長く続けられる職場に転職できるようにがんばりましょう。